紅葉や新緑で有名な、大分県中津市の耶馬溪(やばけい)に行ってきました。
耶馬溪は一つのエリアではなく「本耶馬渓、耶馬溪、深耶馬溪、奥耶馬渓、裏耶馬溪」と山国川流域に広がる広大な範囲を指します。
今回ランチに訪れた甘味処 禅海茶屋は「本耶馬溪」のエリアにありました。
青の洞門と呼ばれる手彫りのトンネル付近にある飲食店で、お土産店も併設されていました。
青の洞門とは
江戸時代、荒瀬井堰が造られたことによって山国川の水がせき止められ、樋田・青地区では川の水位が上がりました。そのため通行人は競秀峰の高い岩壁に作られ鉄の鎖を命綱にした大変危険な道を通っていました。諸国巡礼の旅の途中に耶馬渓へ立ち寄った禅海和尚は、この危険な道で人馬が命を落とすのを見て心を痛め、享保20年(1735年)から自力で岩壁を掘り始めました。
禅海和尚は托鉢勧進によって資金を集め、雇った石工たちとともにノミと鎚だけで掘り続け、30年余り経った明和元年(1764)、全長342m(うちトンネル部分は144m)の洞門を完成させました。
寛延3年(1750)には第1期工事落成記念の大供養が行われ、以降は「人は4文、牛馬は8文」の通行料を徴収して工事の費用に充てており、日本初の有料道路とも言われています。
駐車場は無料の公共駐車場

中津市街地側から青の洞門を抜けると無料の駐車場があります。
車の大きさと比べると、岩山の高さや迫力が伝わるでしょうか。
甘味処 禅海茶屋の外観

駐車場から見える綺麗な建物が「甘味処 禅海茶屋」です。
ランチは団子汁定食を注文
甘味処というのでスイーツメインかと思えばちゃんと食事もあります。
大分らしいものが食べたくて団子汁定食にしました。

ご飯、団子汁、漬物、もろみ、たぶん抹茶わらび餅。

蓋を開けばピカピカのお米。
これは美味しそう!と思ったら本当に美味しかった。
甘すぎない好みのもろみと一緒にいただきます。
もろみはお店に併設されたお土産店で売っていましたよ。

団子汁は味噌ではなく醤油ベース。
味噌のところが多いので珍しいですね。
大きな野菜がゴロゴロ。
こんにゃく、豚肉、平らで丸型の珍しいタイプのだんごです。
大きな具材なのに出汁がしっかりしみ込んでいたし、大きな野菜も柔らかく煮えていました。
丁寧に作られているのか優しい味でした。
ただ一つ、唐揚げが一こでもついていたらもっと嬉しい。

テーブルにはフンドーキンの液体柚子こしょうが備えられていました。
土産物店でも販売。
フンドーキンは大分県臼杵市に本社のメーカーで、柚子ポン酢が全国的に知られています。
お店の外は山国川

お店の下には山国川が広がります。
鯉がたくさんいて、餌も売っていたのでお子様づれも楽しめますね。