大分県の神宮といえば「宇佐神宮」、全国からも沢山参拝者が訪れる神社として有名です。
全国に4万社あまりある八幡神の総本宮。
敷地は広大で、「一日では回りきれない」とよく聞きます。

宇佐神宮は日本で初めて神仏習合が起こった場所。
明治維新の廃仏毀釈で神社と寺は分けられたり、仏像が捨てられたり首が落とされたり、破壊された歴史がありますが、それまでは神社の中には寺があり(神宮寺)、仲良くしていたわけですが、宇佐神宮はその始まりの場所です。

普通車1日400円の駐車場を後にして、参道を進みます。
「宇佐神宮仲見世」といってお土産物のお店や飲食店が並んでいます。

宇佐神宮のそばを流れる寄藻川を橋で渡って行きます。
この橋からは鯉や亀に餌をあげることができます。

橋を渡った先にも大鳥居があります。


大きな狛犬が守っています。

大鳥居の先、右側には宝物館、参集殿。

左側を見ると道の先に鳥居が見えます。
大尾山の大尾神社の鳥居です。
奈良時代に和気清麿が八幡神の意向を授かったとして今も参拝者が訪れるそうです。

大鳥居からまっすぐ歩いていくと、左手にはまた池があり、鯉の餌場もあります。

池の岩の上で亀が甲羅干し。
餌をあげると沢山の鯉、亀、それに大きなスッポンが混じっていて驚きました。

屋根付きの休憩場所です。

歴史を感じますね。

大鳥居からまっすぐ行くと突き当たりに祓所。

祓所の手前を左に向かうとまた鳥居が見えました。

鳥居の左手には奉納されたお酒の樽、それに下側には瓶も並びます。

鳥居の先は緑が深まるようです。
石段を登っていくと右側に社殿が見えました。

大きな木の根です。

石段を登り切ると上宮です。

写真右側はEXILE(エグザイル)」のUSA(うさ)さんがアルバムのミリオンセラーを祈願して大ヒットしたという楠です。
社殿は左から「一之御殿」(八幡大神)、「二之御殿」(比売大神)、「三之御殿」(神功皇后)が並び、それぞれ祀られているそうですが。
宇佐神宮は八幡社の総本宮なのに、なぜ二番目が一番立派なのか謎だと言われています。
たしかに…

社殿の反対側には大元神社の遥拝所があります。
宇佐神宮の奥宮と言われる大元神社は御許山の9合目にあるそうです。
山全体が御神体で、神社の鳥居の奥は今なお禁足地。
そんな場所が現代でもあるのですね。
上宮をお参りしたら来た道を戻るのではなく、下宮へと降りていきます。
起源は不明のようですが、昔から「下宮参らにゃ片参り」と伝えられているそうです。
上宮と下宮セットでお参りした方が心残りが無さそうですね。

この日は真っ直ぐ元の場所へ戻りました。右手に見えるのが駐車場です。
喉を潤したくて左手のカフェに向かいました。

ごくごく飲みたくて炭酸系のドリンクを注文して一休み。
とにかく広い宇佐神宮です。かなり歩くし、小石の砂利道もあるのでスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめですね。暑い時期には帽子と日傘も。
この記事では駐車場から上宮までの道のりをお伝えしましたが、私もまだ周りきれていない所が沢山。
また訪れたら追加していきたいと思います。