旅といえばやはりグルメは外せない。
オンラインミーティングや用事が無い時間が平日にできたので、「あのラーメンが食べてみたかったんだよね」と宇佐神宮に行くことにした。
1月の中旬に豊後高田市の旅行帰りに立ち寄った宇佐神宮の入り口にある商店街「仲見世通り」で見ていた「神ラーメン」の看板がずっと気になっていた。
宇佐神宮駐車場入口そばの「仲見世通り」にある「かくまさ」へ

宇佐神宮の駐車場に隣接する「仲見世通り」は飲食店やお土産物屋が立ち並ぶ。
お目当ての神ラーメンは「かくまさ」という飲食店&お土産物店にあり、食事をしに行くのは初めてだった。

感じの良い女性スタッフさんに通してもらい、注文を済ませると出てきたのはあたたかいお茶とお茶うけの佃煮やお漬物。
こういうのは好きだ。
お茶もポットがテーブルに用意されていたので好きなだけ飲める。

お茶うけをポリポリ食べていたら神ラーメンが登場。
一杯1000円と一般的なラーメンにしては高いのかもしれないが、多分手間暇かけて作られているのだし観光地なのだし。
滋味深いスープはあっさりとしていて、鶏のチャーシューとほうれん草とよく合っていた。
スープを飲み干しても罪悪感は少ない。
鳥居を抜けて橋を渡って
食べてお茶を飲んであたたまったらカメラ散歩へ。

仲見世通りを抜けると大きな朱色の鳥居。
初めて宇佐神宮を訪れる人は驚くかもしれない。

鳥居の先には寄藻川の上にかかる橋を通っていく。
川には鴨ともう1種類の水鳥がいた。
黒っぽい羽に白い額、ネットで調べたら「オオバン」のようだけど正解か自信が無い。
左に曲がると遠くに見える赤い鳥居

橋を渡り木々を抜けるとまた大きな鳥居が見えてくるけど、今回はそちらには行かない。
まっすぐ行けば宇佐神宮の上宮に行く王道コース、左に曲がれば宇佐神宮摂社の大尾神社、末社の護皇神社が山の中に鎮座する。
「摂社」は主祭神と関係の深い神様、「末社」とは主祭神とはあまり関係のない客分の神様を祀る小さな神社という意味のよう。
今回は和気清麻呂が祀られているという護皇神社が目的地だ。
よい運動。石段を登っていく

流鏑馬に使われる長い道を歩いた先、太鼓橋を渡って石段を進んでいく。
結構長い階段なので、よい運動になる。
雨だ苔で滑るからスニーカーがおすすめだ。

石段を登り切ると「和気公」と刻まれた大きな石碑と大尾神社の看板。
護皇神社は右側に行く。
護皇神社へ

朱色の鳥居の先の扉は閉ざされて中には入れない。

扉の手前右側には神猪石。
看板の字によれば令和2年11月吉日に奉納された「神猪の奇岩」。
この神社に祀られている和気清麻呂公は「奈良時代(769年)、皇位継承問題で揺れる朝廷の勅使として宇佐に派遣され、八幡大神より神託を受け国の危機を救った廷臣」で
皇位継承に失敗した道鏡という僧侶から憎まれて清麻呂公に送られた刺客たちから300頭あまりの猪や雷が救ったという謂れがある。
大尾神社は八幡大神から清麻呂公が託宣を受けた場所だった。
もしも和気清麻呂公が陰謀を阻止できなかったら、この国は大きく変わっていたのだろう。
ここからの景色がすごく好き

護皇神社からまた石段を降りていくと逆側からの景色。
ここからの眺めがとても好きだ。
後ろ姿の狛犬も何だかいい。
帰りは宇佐神宮のレトロなお土産

宇佐神宮のお土産といえば「宇佐飴」のようだ。
試食があったので食べてみたら、素朴な甘さでなかなか美味しい。
千歳飴っぽい。

オンラインミーティングの途中にチョコを食べると歯に色が着くけど、これなら大丈夫では…?と期待をこめて買ってみた。
結局この飴は知人へのちょっとしたお礼に渡してしまったから、また買って試してみたい。
最後は院内妙見温泉の家族湯
宇佐神宮から車で15分の院内妙見温泉へ。
院内妙見温泉は家族湯と共同の露天風呂がある。
この日は家族湯へ。平日で一人だととてもお得に入ることができる。

院内妙見温泉は天然かけ流し。
単純温泉・ナトリウム塩化物質泉で、茶褐色の湯の花が日によってはたくさん浮いている。
この日は珍しく少なかったけど、しっかり浸かって帰った。よいカメラ散歩で旅でした。