一泊二日の国東半島旅行で一日目は真玉温泉、二日目はどこに行こうかと調べていたら、よい情報が見つかった。
若い頃に一度だけ行った文殊仙寺でちょうど大きなイベント(?)が開催されていた。
それが「文殊仙寺12年に1度の卯年の秘仏『文殊菩薩』御開帳」。
春と秋に御開帳期間があり、春は5/25(木)15時までらしい。
普段は見ることができない文殊仙寺のご本尊である文殊菩薩をすぐ近くで見ることができるのだという。
真玉温泉からナビで文殊仙寺駐車場をセットしたら…通行止めがあり迂回
真玉温泉からGoogleMapで目的地を「文殊仙寺駐車場」にセットした。
県道652号線経由で国東町成仏に入ると2方向に別れる分岐点があった。
その分岐は文殊仙寺方面東の成仏寺、2方向に別れており、南側から文殊仙寺駐車場に向かう道が示された。
しかしその分岐まで来ると「通行止め」の看板が出ていたため、迂回路を通るしかなかった。
652号線を東に進み成仏寺を通過、北側で交差する開運ロードで西の文殊仙寺駐車場に向かった。
通行止めの道は山深いエリアなので、のんびり向かうには迂回路でちょうどよかったのかもしれない。
文殊仙寺駐車場に到着

11時ぐらいに到着したら、駐車場は結構埋まっていた。
駐車場は広く綺麗で、写真右側にトイレもあり。
表参道を上っていく

文殊仙寺の表参道入口から階段を上っていく。

階段は左側通行。
国東半島中央の両子寺もたしかこんな看板があった。



表参道は石仏や有名な仁王像、巨石など、見どころが沢山。

階段をのぼっていくと山門と右側に建物が見えてきた。
「お茶をどうぞ!よくぞこんな山の中にお越しくださいました」と声が聞こえてきた。
山門エリアでごぼう茶の接待と山菜ごはんとお米の販売

山門の右側のエリアでごぼう茶がふるまわれていた。

そして御開帳米と山菜ご飯のセットの販売。
子どもたちが「食べたい!」と言うので帰りに買って帰った。
山菜ご飯はとても美味しかった…!
山門の先、いよいよ秘仏が祀られている奥の院へ

奥の院は懸造りと言って、岩窟にめり込んだ形で建てられている。
修復が繰り返されているようで、ところどころ新しい木が見えた。
奥の院入口で拝観料を支払って、パンフレットと一願成就のお守りを受け取り、奥の院の入口へ進む。
靴を脱いで建物の中に入り、列に並ぶ。
(そこから先は写真撮影禁止)
説明を受け、秘仏を拝観
まずはお坊さんから秘仏の説明を受けた。
秘仏が渡来物であることや、分かっていること。
「文殊菩薩は学業だけではありません、人生の大きな知恵を授けてくれます」
学業だけではない、それは知らなかった。
説明の後は一組一組順にお参りをしていく。
離れたところにいたので説明の時は秘仏を見ることができなかったけど、拝む時はしっかりと秘仏を見ることができた。
仏像の雰囲気もあるが、場の雰囲気がなんともすごい。
両子寺の奥の院に入ったことがある方は、あんな感じと言えば伝わるだろうか。
岩窟はもともと「胎内信仰」と密接につながっていると言われている。
お寺の中は見どころがまだまだある
本当に久しぶりに訪れた文殊仙寺。



秘仏のおかげでまた足を運ぶことはできたけど、最初に来た時には分からなかった六所神社にも行けたし、大きな宝塔も見に行くことができた。

おわりに
初めて文殊仙寺に訪れたのは、18年ほど前で今のようなナビはなく、紙の地図を見て国東半島を周った記憶がある。
たしかあの時、参道の石段が台風か何か大雨の被害で流れてしまっていた。
今回上った表参道があの時通った道だったのだろうか。
それを検証するために次は裏参道も通ってみたいと思った。
秋にも秘仏の御開帳があるようだ。
また違う景色を見ることができるだろう。
文殊仙寺の情報(地図・ホームページ等)
〒873-0646 大分県国東市国東町大恩寺2432