5月の大型連休に入る前日、5月2日に黒土祇園の参加者から「明日遊びに来ませんか」とお誘いを受けた。
「いいですねー、少しだけなら伺えます!」と、カメラを携えて行ってみることにした。
黒土祇園とは
前回の記事で投稿した八屋祇園と宇島祇園の情報は見つかるのだけど、黒土祇園の情報がネットでは見つからなかった。
後に参加者に尋ねてみると、「駐車場があるわけでないし、通る時間も分からないものだからあまり告知していないんですよね」とのこと。
八屋祇園も「地元の人のお祭り」という感じはしたが、より地元感が強いお祭りということだろうか。
黒土祇園当日
当日、黒土祇園に参加する知人にどのあたりを通るかざっくり聞き、現れそうなエリアをウロウロ歩くことにした。
そうするうちに、祭りの法被を来た男性を一人見つけたので、コソッと後ろからついていくと、笛や太鼓の音が聞こえてきた。


黒土祇園の人たちが、交差点から出てきて前方へ向かって歩いていた。
自分は最後尾を追う形となった。
途中、祭の参加者に「どちらかで止まったりするんでしょうか?」と尋ねると、もう少し先で止まって小休止するらしかった。
それならば休憩中に知人を見つけたらいいかとのんびり歩いていたら「ほら、せっかくなら前から撮らんと」と発破をかけられ、最後尾から最前列へとひた走ることになった。

走っているうちに笛を吹きながら歩く知人も見つかった。
そんな特技があることを初めて知る。
豊前の方々にとって和楽器演奏は嗜みなのだろうか。

途中2回の休憩までご一緒した。
知人や「早く前に行かんと」と言ってくれた方から飲み物やらバナナやらをいただく。
練り歩く参加者たちへの補給物資のおすそ分けだ。
「朝から夕方までずっと歩くんですよ。黒土の石清水神社のフィナーレが1番盛り上がります。そして神楽ですね」
朝から夕方までずっと歩いて神社でフィナーレ、そして神楽…。
参加者のうち黒土神楽のメンバーの方がいたようだったが、いずれにせよ皆さんものすごい体力ですねと言うと
「いやいや、みんなバテてます」
それでも笑顔がみんな爽やかだった。

「来年はずっと撮影してくださいよ!3日です!」とお声をいただき、一団と別れた。
今回は八屋祇園と同じく、次回の撮影の下見をしたようなものだった。
来年以降に役立てたい。
帰り道を歩いていると、斜め前方に一団とその後ろ側に特徴ある山なみが見えた。
豊前を代表する山々だ。
もしかしたら歩く道にも何か意味があるのだろうか。
黒土祇園のみどころは
知人によると「神輿をずっと担いでいるのは黒土祇園だけ」とのことだった。
その神輿が1番激しく動くのがフィナーレであると。
フィナーレは夕方、黒土の石清水神社で行われる。
黒土神楽のFacebookページで黒土祇園(神幸祭)の情報が発信されていたので、気になる方は以下のボタンからどうぞ。
前から撮影した写真は黒土祇園の参加者にお渡ししました。(Yさんに)
この記事は顔が写っていないものだけピックアップして掲載しています。