豊前市から約1時間の車移動で国東半島へ。
この日はこっとん村の蕎麦が第一目的で、ランチを味わった後、以前から行きたかったカメラスポット「天念寺の川中不動」へと足を運んだ。
大きな無料駐車場に車を停めて川沿いを歩く
西側から川中不動を目指すと最初に大きな駐車場が見えた。
多分ここかと思って車を停めて、川沿いを歩いて鳥居が見える方向へと進む。

皮の先に鳥居が見えた。

石畳には猫。
見えていた鳥居は身濯神社(六所権現)

遠くから見えていた鳥居は身濯神社(六所権現)のものだった。
狛犬だけでなく、石仏などが祀られていて、建物の奥にはかなり時代を感じさせる石仏も並んでいた。
岩壁というのか、絶壁というのか、迫力ある景色に目を見張る。
ネットやガイドブックでは分からない迫力。
本当に川の中にある「川中不動」
神社を越し、比較的新しそうな建物を越えた川の中に目的の川中不動があった。


土門拳の写真集を見てから「カッコいい…」と思い、石仏関係は白黒で撮影しているけど、次はカラーでも撮ってみたい。
この日は曇りだったけど、青空や緑とのリフレクションはさぞや綺麗だろう。
近くには歴史資料館や無明橋

川中不動の近くには歴史資料館「鬼会の里」があった。
そして鬼会の里の向こう側に

岩壁の頂上に小さなアーチ、「無明橋」が見えた。
資料館のスタッフの方曰く、「自己責任ですが、渡れますよ!」と教えてもらったが、高い所は苦手なので、資料館内のVRにしておいた。
館内のVRで無明橋の景色を見ることができるので、同じく高い所はご勘弁という方にはおすすめ。
館内は国東半島の奇祭と言われる天念寺「修正鬼会」の映像も見ることができる。
日本人の自分でも「?」「?!」がいっぱいになるので、海外の人が行ったらどんな感想になるのだろう。
歴史資料館では蕎麦やうどんといった食事もできるようだったので、このエリアだけでじっくり時間をとるのも良さそうだった。
建て直されていた天念寺
そういえば天念寺はどこだと思ったら、川中不動に行く前に前を通り過ぎた比較的新しい建物がそうだった。
資料館のスタッフの方によるとたしか水害後、地域の方によって建て直されたそうだ。
最後に立ち寄ると、時代を感じる木の仏像が並んでいた。
以前、中津市で古く朽ちたお堂をクラウドファンディングで再建した人が「この時代まで残ってきたものが、自分たちの代で途切れてしまう悔しさのようなものがある(からやる)」と表現していたことが思い出された。
この地に生まれ育った者ではなくても、地域に残る貴重な歴史の跡がまだまだ先の時代につなげられたらいいと思う。