晴れ間が続く期間を狙って、国東半島は豊後高田市の里の駅「こっとん村」を目指した。
お目当ては、地域の奥様たちが手作りしている打ち立ての蕎麦と、地域でとれたお米でつくったおにぎりと、地域の野菜やキノコで作ったお惣菜に景色。
豊後高田市は「鬼が仏になった里」ともいわれ、古い神社仏閣や史跡が残り、フォトライターとしては豊富な撮影スポットにも嬉しいエリアだ。
まずは里の駅「こっとん村」で手作り蕎麦とおにぎりでランチ

豊前から一般道で車を走らせ1時間ほどで里の駅「こっとん村」に着く。
こっとん村は最初「綿」のことかと思ったら、水車の音が「こっとん」と響くことが由来のようだ。
テーブルとカウンター席がある。
この日は二人だったのでカウンター席へ。

この日頼んだのは山かけ蕎麦。
カツオの味がしっかり出た濃いめの出汁に、とろろがぴったり。
とろろと一緒にスープはほとんど飲みきった。

蕎麦についてきた手作り惣菜。
こんにゃくの煮物の塩梅がいいし、ポテトサラダも本当に手作りの味だ。
たぶん化学調味料は入っていない、好みの味だった。

多いかなー?と思ってもつい頼んでしまうのがおにぎり。
この付近で収穫されたお米らしく、モチモチピカピカでとても美味しい。
蕎麦のスープとおにぎりを交互に味わう。

おにぎりについてきた煮物とキノコの佃煮。
持ち帰りたくなる滋味深い味わい。残念だけどテイクアウトは無い。

しっかり味わって天井を見ると、大きな鬼の顔をした凧。
なんだろう?説明書きは見当たらなかった。
お腹に余裕があったら、メニューにあったコーヒーとこっとん饅頭も頼みたかった。
こっとん村の周りには
こっとん村がある場所は「並石ダムグリーンランド」といって国東半島らしい奇岩が見える景勝地で、桜の季節は花見、秋には紅葉の名所でもある。

山頂らしき3つの岩が並んだ真ん中には穴が開いていて、不思議な景色。
風が無い日はリフレクションの撮影ができる。(この日は風があり、波が出て撮影できなかった)
こっとん村の由来である水車のあるし、池の周りは散歩もしやすい。
野生の鳥もよく目につくので、バードウォッチングにもよいのではないだろうか。
蕎麦を食べたら長安寺・天念寺へ
まだ時間があったので、車で13分の長安寺へ。(▼別記事にまとめました)
そしてその次は車で12分の天念寺へ。
どちらも見応えあり、歴史好きも写真好きもとても楽しめると思う。


帰りは「花いろ温泉」へ
大分県は「おんせんけん」とも言われ、別府を始め温泉が有名だ。
その中でも豊後高田市は面白い泉質の温泉が多い。
源泉そのものが楽しめる樽風呂はこの時期にはさすがに寒かった。
また夏に楽しみたい。