子供たちの春休み期間中に豊前市移住体験施設「山内のいえ」を9日間利用しました。
その時のレビューをこの記事ではお伝えします。
豊前市移住体験施設「山内のいえ」とは
明治時代に建築された古民家を改修し、お試し居住施設として整備しました。
田舎暮らしを検討されている皆様、豊前市への移住をご検討ください。
のんびり田舎暮らしを体験しながら、豊前市の魅力に触れてみてください。
移住後の住居や仕事探し、歴史文化体験、田舎暮らし体験、農業体験等にご利用ください。
明治時代に建築された古民家をリノベーションした施設が「山内のいえ」です。
豊前市以外の方は、移住前の暮らしの体験や、移住後の住居・仕事探しにも使えます。
山内のいえは、豊前市民も利用ができるそうです。(ただしその時は泊まることはできない)イベントやセミナーが開催されることもあるみたいですね
山内のいえの情報(住所・ホームページ・駐車場・問い合わせ先・地図)
- 〒828-0071 福岡県豊前市山内636
- ホームページ
- 駐車場有(敷地内・無料)
- 問い合わせ先は 豊前市役所 商工観光課地域資源活用係 0979-82-8087 または shigen@city.buzen.lg.jp
「山内のいえ」の外観

豊前市街地から求菩提山方向に伸びる県道32号線をに求菩提山方向に進みます。
しばらくして山内交差点を右折。
坂道をのぼっていくと、左手にこんな看板が現れます。
看板の右側から車で入ることができました。
数台止められる広々とした駐車スペースに着きます。

駐車場から見た山内のいえです。
左手が母家、メインの居住スペースになります。
キッチンや、ダイニング、広いお風呂に綺麗なトイレ、洗面スペース、畳敷の広いお部屋があります。
中央の白い壁の蔵はリビングと寝室スペースです。
一番右側は倉庫。
物干しや自転車がその前に置かれていました。

とても凝った造りのお宅です。

大黒様?細かい彫刻です。

「一山」とは、このお宅をもともと建てた方の苗字とのことでした。
近くにある「嘯吹(うそぶき)八幡神社」の神職の方だったと役所の方から聞きました。
山内のいえの母屋

母屋の入り口を入ると、広い土間です。
キッチン、ダイニングスペースがあり、土間は靴でそのまま過ごせます。
広々とした室内には薪ストーブが備え付けられていました。
(灯油ファンヒーターもあり。薪ストーブの使い方がわからなかったのでファンヒーターを使いました)

キッチンの上部の照明です。
元々の造りと照明がマッチしています。

土間を上がると広々とした和室が続きます。
奥の和室には大きなテレビがありました。
(ダイニングスペース近くにも小さいけどテレビあり)

奥の和室の床の間に目を引く黒い物。

神職の方のものでしょうか。
「お邪魔します」と、ついつぶやいてしまいました

和室に続く縁側がとても好きでした。
(マグカップとプレートは車で10分ほどのダイソーで購入)

広くてのびのびできる縁側です。
ガラス戸の向こう側に見えるお庭も整えられて、リラックスできる場所でした。
山内のいえの食事

食器や調理器具が揃っているので、着いたその日からでも自炊ができます。
炊飯器、レンジに、お湯が温められる電気ケトルもありました。

山内のいえから車で5分〜10分も走らせると、食料を調達できるお店はありました。
我が家は、山内のいえに近い「自由市場」と、市街地よりのJAの産直市場によく買いに行きました。
お刺身やお惣菜を買い、ご飯や汁物は自分で作っていました。
お刺身は豊前海や大分県のものが多かったですね。
お惣菜はひじきやきんぴら。
お料理上手な親戚宅で、手作りご飯を食べさせてもらうような味でした。

簡単な料理はしました。
業務用のガスコンロだったので中華鍋で炒めたチャーハンはパラリと仕上がりました。
お風呂の感想
水回りは完全にリノベーションされていて、お風呂も自動でためられるし、追い焚きもできました。
肌へのお湯のあたりがとても柔らかいのは、井戸水が使われていたためだったかもしれません。
つい長湯してしまうお風呂でした。
持ってきた方がよいもの
調理、掃除、洗濯に使うものや基本的な生活用品はほぼ揃っていましたが
足りない・あれば便利と感じたのは
- 浴用タオル
- マグカップ
- 洗濯用ネット
洗濯洗剤やシャンプー・コンディショナーまで用意があったのには驚きでした。
車が便利。でも公共交通機関(バス)もあり
山内の家は豊前市街地から離れた場所にありますが、近くの県道に市営のバスが通っています。
ただし本数数は多くありません。
それでもそのバスに乗れば、求菩提山側にも行けますし、市街地にも行けます。
「宇島駅」行きのバスに乗れば、駅近のグルメも楽しめます。
美味しくて接客もよいお寿司屋さんや、女性に人気のイタリアンのお店、ホルモンが美味しいという焼肉屋さんなどがありました。
万が一遅くなってバスが無くなってもタクシーがあります。
おわりに
山内のいえに9日間滞在して感じたことは、豊前で過ごす時間は「ゆっくり」していたことでした。

市役所の方は「山内の家に『2日』とかだと慌ただしいかもしれないから、もっと長く滞在してじっくり体験してもらいたい」と言っていました。

山内のいえの近くの嘯吹(うそぶき)八幡神社から見える、求菩提山方向の景色です。
たしかに1日や2日だと、もったいないかもしれません。