豊前市のパワースポットといえば、豊前市のシンボルと言われる「求菩提山(くぼてさん)」です。
しかしそれ以外でも御神木の根元から水が湧き出ていたり、水神が祀られ湧水が汲める場所、岸壁の間から清水が滴っている場所があります。
それらの水はそのまま飲むことができるので、自分の体や親しい人の健康のためにとペットボトルやタンクに入れて持ち帰る人たちが沢山います。
この記事では豊前市の水のパワースポットを、豊前市在住ライターが紹介します。
なお、日本でパワースポットの明確な定義はないようですが、作家の荒俣宏氏によると「パワースポットは大地の力(気)がみなぎる場所と考えればよい」。
この記事では古くからの信仰の場でもあり、自然の水が湧き出ている場所を選んでお伝えしています。
水神社(畑冷泉)|豊前市畑

御神木の根元から湧き出る名水を求めて遠方からも人が訪れる
樹齢約830年の大楠の根元から湧き出る天然の水。
元々この場所は求菩提山の修験者の禊場であり、山に入る前に穢れを落とす場所でした。
明治時代になり修験道が実質解体された後、禊場は水神社として整備されました。
それから現在まで、この湧水は名水として遠方からも多くの人が汲みに訪れます。
「タンクに入れて常温で保存しておいてもずっとサラサラ」と豊前に長く住む人から教えてもらいました。
湧水を使った水風呂を楽しむためのサウナ「畑冷泉館」は夏季約1ヶ月の営業で、水の心地良さとこの休憩室の長閑さに根強いファンがいる様子。
神社内も外も緑が多くベンチもあります。
水を飲みながら大地と水のパワーで癒されるのがおすすめです。

水神社の動画
▼再生するとBGMが流れます
水神社の情報(住所・駐車場・バス停)
- 豊前市畑708(Googleマップが開きます)
- 駐車場有(無料)
- 豊前市バス 畑線 畑冷泉バス停
乳の観音(千手観音堂)の湧水|豊前市狭間

本堂の裏手の岩壁から滲み出る霊水
昔々、母乳の出がよくなかった農夫婦がお告げに従って、岩壁から滲み出る霊水でお粥を作って食べたところ母乳のでが良くなったと言い伝えられ、古くから庶民に信仰されていました。
現在でもその水を汲みに参拝者が訪れます。
元々ここは岩屋山泉水寺というお寺があった場所で、寺の御本尊を祀るためお堂が残っています。
(御本尊である千手観音像は毎月17日にご開帳。通常は見ることができません)
千手観音堂の動画
▼再生するとBGMが流れます
千手観音堂の情報(住所・駐車場)
- 〒828-0073 豊前市挾間
- 駐車場有(無料)川の手前の狭間集会所の駐車場です
求菩提の水神様|豊前市

豊前を代表するパワースポット求菩提山の湧水
求菩提山の麓にある公共駐車場から、求菩提山登山口の間に石仏や水神様が並ぶところに水が湧き出る場所があります。
「ここの水が一番美味しい」と言って遠方から来る方もいました。
求菩提山登山の前にここで水を飲んだり汲んでから山に登るのがライター的おすすめのパワースポット堪能コースです。
求菩提山のパワーを受けたい方はぜひ!
▼求菩提山登山の動画(最初に名水を汲むシーンも出てきます)
求菩提の水神様の湧水情報(住所・駐車場)
- 〒828-0086 福岡県豊前市求菩提(Googleマップが開きます)
- 駐車場はありませんが、2〜3台停車できるスペースはあります。
まとめ
以上、豊前市の水のパワースポットとして
- 水神社(畑冷泉)
- 乳の観音
- 求菩提の名水
をご紹介しました。
コーヒーや紅茶、水割りに使ってもとても美味しい水です。
こんな美味しい水が今でもそのまま飲めるのは、人の手によって山の自然が守られてきたからですよね。